ICカード

大手銀行は今までの普通のキャッシュカードは偽造が簡単なので比較的偽造しにくいICカードタイプにするのを促進させるのだそうな。
しかし、それにするためにはUFJ銀行以外は有料(東京三菱はクレジット付だと無料、でないと2100円。三井住友は1050円、みずほは未定)。
有料の銀行は顧客のお金を預かってやっているという感覚なのだろうか。
ちょっと残念。

国民の税金を使って立て直させてもらったことをもう忘れたのだろうか。

UFJ銀行では、今現在UFJに口座を持っている人は全員に加えて、3月〜6月までにオールワン(給与振込み用口座という名目)契約をした人は無料でICカードに出来る。オールワンは一度口座に5万円以上預け入れれば実は給与振込口座じゃなくても契約できるので実質無料でICカードに出来るというわけだ。

三井住友と東京三菱は既に値段を決めてしまった(特に三井住友は2月下旬から導入開始)ので当分はこの値段のまま続けるだろう。
みずほはまだ未定だけど俺なら無料にするけどな。システムの統一もやっとできたようだし、春になると新規顧客が増えるから良いイメージを作っておきたい。口座作るのにお金かかるってすごいイメージ悪いよ。客からしたら銀行何様のつもりだよと思うはず。
東京三菱とUFJは統合するのになぜ統一しないのだろうか、全く客のこと考えていない。統合後はICカードにするのに旧UFJだと無料で旧東京三菱だと有料なんてこともありえるのだろうか。それはないはずなのでどちらかになるのだろうけど。
紛らわしい。

銀行は今までの偽造被害を保障しなかった。けれどUFJはこれを機に偽造被害の補償も前向きに検討するそうな(普通、預金契約の中でカード管理責任を預金者に負わせているため保障しなくても良い)。これまた東京三菱と対応が異なるので統合が近くなったときが楽しみ。

堅い、誠実、安全。銀行へのイメージは色々あるけど、誠実さというイメージがなくなる銀行が出てくるかもしれない。

ちなみにICカードにしたからといって偽造被害にあわないとは言い切れない。むしろ多くの情報を記憶できるICは犯罪者の格好の的となる可能性もある(預金だけでなくクレジット機能や住所などの個人情報もはいるため)。

この分野の研究ってけっこう面白いと思う。特許取れたらすごそう♪